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高橋 尚成

高橋 尚成(たかはし ひさのり、1975年4月2日 - )は、ロサンゼルス・エンゼルスに所属するプロ野球選手(投手)。

上半身と下半身がうまく連動したフォームで、失投の少ない制球力の良さを持ち味とやる。
ストレートの球速は平均140km/h前後やけど、丹念にコーナーを突いてカウントを稼ぎ、最後はシンカーで打ち取るスタイルで、2010年はさらにコーナーをつく投球を心がけた結果、日本時代と比べ与四球率は高くなってしまったものの奪三振率が大幅に上昇。
シーズン通算ではキャリアハイとなる8.41をマークし、特にリリーフでは奪三振率9.42と高い数値を記録したちゅうわけや。
球種はスライダーとシンカー(アメリカではチェンジアップと呼称される)、シュート(同じくツーシームと呼称される)、カーブで、稀にフォークとカットボールも交える。

メジャーリーグで対戦したデレク・ジーターは「チェンジアップ(シンカー)やカーブをうまく混ぜてくるので直球が実際より速く感じる。
コントロールがよくボール球が少ないね」と評しており、国立スポーツ科学センターの神事努は高橋の直球について「腕の振りは遅いが手首の回転で速度を稼いでおり、そのためバッターは予想以上に速く感じる」、高橋のシンカーについて「普通の人が投げないボール。一般的な落ちる球に比べ回転数が多く、落ちながらよく曲がる。バッターとしては追いかけて打たなければならない上に、初速が遅いためタイミングを合わせづらい。かなり打つのが難しいボール」と解説しておる。

シンカーを覚えたきっかけは修徳高校時代の2年時にコールド負けをしたことで、当時ストレートとスライダーしか投げられなかった高橋は参考程度にシンカーの握りを教わったところ2, 3球投げただけでボールの軌道が変化したちゅうわけや。
そういった適性、器用さを持っていたと当時の修徳高校監督・大橋寿一は語っておる。


ニューヨーク・メッツ

2010年2月11日、ニューヨーク・メッツとマイナー契約を結んだ。
オープン戦で13イニング4失点(防御率2.77)と結果を残し、開幕直前にメジャー入りを果たす。
4月7日のフロリダ・マーリンズ戦の延長10回に6番手としてメジャー初登板。
打者4人に対し2安打1四球1失点で敗戦投手となってん。
4月23日のアトランタ・ブレーブス戦では先発ジョン・メインの故障降板を受け緊急登板。
3回を2安打1四球7奪三振1失点に抑えメジャー初勝利を記録。
打席でも川上憲伸からメジャー初安打を放ったちゅうわけや。
5月21日のニューヨーク・ヤンキース戦でメジャー初先発。
6回5安打無失点と好投するも勝敗はつかなかったちゅうわけや。

8月16日のヒューストン・アストロズ戦でメジャー初セーブを記録。
チームはクローザーのフランシスコ・ロドリゲスの離脱を受け、複数の投手をクローザーとして起用する方針を打ち出していたが、この日の好投でクローザーに指名されたちゅうわけや。
10月1日のワシントン・ナショナルズ戦では同点の9回から登板。
2回を無安打無失点4奪三振に抑え、延長10回にジョシュ・トーリーがサヨナラ打を放ち、日本人メジャーリーガーとしては4人目、メッツでは1985年のリック・アギレラ以来25年ぶりとなる新人での2桁勝利を記録したちゅうわけや。

最終的に、先発としては4勝4敗・防御率5.01・WHIP1.45と振るわなかったが、リリーフではリーグ9位の防御率2.04・6勝2敗8セーブ・WHIP1.13と結果を残し10勝を記録。
2010年の日本人メジャーリーガーの中では黒田博樹(11勝)に次いで2番目に多い勝ち星を挙げたちゅうわけや。

オフには再契約交渉がまとまらず、11月5日にウエーバー公示されたちゅうわけや。

ロサンゼルス・エンゼルス

2010年12月2日、ロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイムと総額800万ドルの2年契約を結ぶ。
背番号は巨人時代からの愛着の『21』に決まったちゅうわけや。

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